ヨークシャーテリアの印象は『ヨークシャーテリア』と言われるより、
最近では愛称のヨーキーと呼ばれる方が、多いですね。
ヨークシャーテリアは小さいのに元気がよくて、
口の回りにかわいいひげがあって、
リボンをしていて可愛いのに、よく吠える。
シルクのような毛並がとてもツヤツヤかがやいている。
そんなイメージではないでしょうか?
ヨークシャーテリアは愛玩犬で、アクセサリー的に思われている所もありますが、
テリア種の中でも小柄で、モグラやネズミ取りの達人(達犬?)です。
性格はとても気が強くて頑固。
小さいからだですが、大きな相手にも向かって行く勢いがありますので、
小柄ですが、立派な番犬にもなると言うことです。
しっかりしつけをしないと無駄吠えや噛みぐせがついてしまうので、
厳しい態度でしつけましょう。
表情が豊かで、喜怒哀楽がわかりやすく、
はっきりした性格なので、見ていても愛らしい。
ヨークシャーテリアは小柄でも華やかな犬種なせいか、
この犬種を飼っている有名人や芸能人も多く、
以前、皇太子妃の実家で飼育されていた事が有名になり、
一時期はかなりの高額で取引されたこともありました。
今でも人気は高く、多頭飼いする人もとても多いです。
ヨークシャーテリア
柴犬
フレンチブルドッグ
コーギー
パピヨン
ヨークシャーテリアの歴史は、19世紀の(1800年代)中頃
イギリスのヨークシャー地方の、工業地帯で採炭の盛んだった頃
パブ(居酒屋)の客寄せの催し物でおこなわれていた
『ドブネズミ50匹早殺し競技』というものが開催されていました。
この競技は10坪ほどの囲いの中にドブネズミを50匹放し、
1頭のテリアが何分でこのドブネズミを全滅させるかを賭けさせる競技でした。
この競技に使用されていたのが、マンチェスター・テリアでしたが、
ヨークシャー地方に住んでいた貧しい労働者が、
このマンチェスター・テリアに似て小型でも闘志あふれる犬種を作ろうと
『クライズテール・テリア(すでに絶滅)』をベースに
新犬種を作出しようと試みました。
ヨークシャー地方の『クライズテール・テリア』は非常に美しい毛なみの犬で、
出来上がった『ヨークシャーテリア』の原型は今よりかなり大きいものの、
シルクのような毛なみの美しい犬種でした。
その後1835年頃動物愛護運動の高まりもあり、
『ドブネズミ50匹早殺し競技』は廃止になってしまい、
1859年にドッグショーが始まった事もあって、
『ヨークシャーテリア』は更に改良され小型し、
ショー用の愛玩犬へと方向を転換させていきました。
その結果、作られた『ヨークシャーテリア』は『動く宝石』とまで称され、
現在でもたくさんの国で、たくさんの人に愛される愛玩犬へとなりました。
トイプードル
チワワ
ダックスフンド
ポメラニアン
ミニチュアシュナウザー
ヨークシャーテリアが最初に日本に入って来たのは昭和の初期の頃の事でした。
しかし、戦争のどさくさで、一時姿を消してしまいました。
その後1965年(昭和40年)頃
日本では日本万国博覧会が大阪で開催される事が決まった頃
(高度経済成長期と言われる時代の頃の事)
それまで、日本では家の中で犬を飼うと言う観念がなかったので、
この頃、日本の家庭も徐々に余裕が出来て、
家の中で飼う愛玩犬いわゆる『座敷犬』も徐々に飼われる様になって来ました。
座敷犬で人気だった犬種マルチーズ・ポメラニアン・ヨークシャーテリア
犬の御三家『マル・ポメ・ヨーキー』と言う言葉が流行ったように、
この3犬種が日本国内で人気の犬種になりました。
ヨークシャーテリアの魅力は絹の様な輝く被毛で、
小型で手軽に連れて歩けるこの犬種に注目が集まるのは当然の事ではないでしょうか。
その後もこの3犬種の人気は衰える事も無く、たくさんの犬種が入って来た現在でも
JKC(ジャパンケネルクラブ)の登録件数は常にベスト10内に位置していて、
毎年20,000〜25,000頭の登録がされています。
最近ではお手入れがしやすいと言う理由もあり、
被毛を短くカットして洋服やリボンを付けて
着飾るヨークシャーテリアの姿も多くみられます。
ボーダーコリー
キャバリア
マルチーズ
シーズー
パグ
ヨークシャーテリアに多い病気は
『流涙症(りゅうるいしょう)』
この病気は、涙があふれて止まらなかったり、つねに涙があふれ出る病気です。
目の回りが汚れやすいので、いつもきれいにしておかないと結膜炎などをおこします。
『水頭症(すいとうしょう)』
水頭症は、脳脊髄液(のうせきずいえき)が異常に分泌され、
脳圧が高まることで発症します。
水頭症にかかると、元気がなくなって疲れやすくなったり、
歩いていて時々ふらつくいたり、痙攣(けいれん)やてんかんをおこしたり、
同じ場所をくるくると歩き回る等の行動をおこしたりします。
『僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)』
咳や荒い呼吸などの症状が出るので、風邪と錯覚しやすいので、注意が必要です。
『停留睾丸(ていりゅうこうがん)』
男の子の病気で、通常は、生後約6ヶ月前後を目安に
睾丸(こうがん)が陰のうに下がりますが、
その時期を過ぎても、睾丸が腹腔内等にとどまって、降りて来ない病気です。
『気管虚脱(きかんきょだつ)』
気管がつぶれ、呼吸が困難になって
慢性的な咳や激しい運動ができなくなってしまう病気です。
興奮したり運動した後には呼吸困難や発作が起こりやすくなります。
この他にも色々あるので、異変を感じたら医師に相談しましょう。
ジャックラッセルテリア
ボストンテリア
ビーグル
ラブラドールレトリーバー
ゴールデンレトリーバー